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弦が切れた!その時に知っておくといいこと

バイオリンの弦は、劣化してきたと感じたら替えていただきたいけれど、

弾く頻度にもより替え時を考えますよね

 

たとえば分数楽器だと一定期間で楽器じたいをサイズアップしますし

 

趣味で弾く分には、明確な時期があるわけでもなく、

「今日から新しい弦に張り替えましょう」とはならないわけでして

 

 

以前に弓の毛替えの話をしましたが、

今回は弦の張り替えについて考えていきます

 

 

弦は楽器店でもちろん販売していますが、

インターネットでも購入出来ます

 

例えば、Amazonや楽天市場でも

 

あとは、専門店のネット販売もあります

 

 

弦は輸入品が多くを占めるので、

いわゆる円安・円高にも価格が影響されます

 

 

食べ物のように、即座に価格変動ということでもないので、

安くなっている時期を普段から気にしていくのもひとつです

 

 

ただ、買いだめは(使わなくても劣化するので)オススメしませんが…

 

 

さあ、ここまでは

「そろそろ弦が古くなったから、替えよう」という時のことでした

 

 

 

次に、表題の弦が切れた‼️…の場合

 

選択肢は2つあります

 

 

①新しい弦に張り替える

 

②使い込んだ弦に張り替える

 

どちらもメリット、デメリットがあります。

 

 

🔹①のメリット

 

・音量が上がる

・音の質が上がる

・見た目が綺麗

 

🔹①のデメリット

 

・弦が伸びきるまで時間がかかるため、しょっちゅう音が狂い、調弦が必要

 

・馴染むまで少しキンキンとした音になる弦もある

 

・ガット弦では、いわゆる不良品だった場合にすぐ切れてしまう

 

続きまして

 

🔸②のメリット

 

・既に伸び切っているから、①に比べて調弦の頻度が低くなる

 

 

 

🔸②のデメリット

 

・既に劣化しているため、それなりにパフォーマンスはよくない

 

・劣化により、切れやすいリスクはある

 

 

私は音楽高校を受験する頃にガット弦を使用していましたが、

よりによって1番高価なG線が、交換して数日も経たずに切れてしまい、

とても焦った経験があります💦

 

 

それからはスチール弦にして、

ガット弦仕様の時よりこまめに替えました(3〜4週間に1回…が最短)

 

 

 

本番やレッスン前のピンチには、

捨てずにとっておいた《とりあえずの弦》を使い、

終わったら新しい弦に張り替えるという選択肢もあります

 

 

 

そのためにも、

弦を張り替えたら、わかりやすく綺麗にまとめて、持ち歩くとよいと思います^ ^