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感覚(自己刺激)について正しく知ろう

発達云々は関係なく誰でもありうる

 

感覚刺激自己刺激という言葉から、

イメージすることはありますか?

 

今日は、行動の4つの機能から

感覚(自己刺激)についてお話します

 

1番ポピュラーな指しゃぶり爪噛み

 

これらも、立派な自己刺激です

 

問題行動がそれぞれ何を目的とするのか、

行動の4つの機能を知ることで、

そうなんだ💡程度に理解できたら幸いです

 

 

まずは行動の機能とは

・注目引き

・回避/逃避

・物や活動の要求

・感覚(自己刺激)

 

この4つの種類があります

 

 

先ほど挙げた、指しゃぶりや爪噛みですが、

なぜそうしているかというと…

欲しい感覚があるからです

 

指しゃぶり=唇に触れる、または吸う感覚

爪噛み=歯でやや硬いものを噛む感覚

 

 

他にも日常で時々見かける、これらも自己刺激に分類されます

 

・椅子や体をガタガタ揺らす

(俗に言う、貧乏揺すり)

・その場やソファー等でぴょんぴょん跳ねる

・痰がからんでいるわけではなく、咳払いを断続的にし続ける

・回る物や動くものを繰り返し見続ける

・特定の音やリズムを繰り返し聞いたり、言う

 

↑ほんの一例です

 

自閉傾向のある方によっては、

・宙に文字を書き続ける

・手のひらを目の前でヒラヒラさせる

 

といった行動をとる場合もあります

 

 

何が起きているのか?

 

いずれにしても、

自己刺激をするメリットはなんなのか?

 

その答えは、、、

 

自分の欲しい感覚を体に取り込むことで、

安心・快を得られるからです

 

 

これまでお話した注目引きや回避とは

違う点は、自己完了しているということです

 

周りに迷惑をさほどかけるわけではない

 

ただ、レッスンや授業中に自己刺激している

という場面があったとしたら?

 

目の前に提示された内容への集中は低い

というデメリットがあります

 

 

とはいえ、無理矢理止めさせるというのは

効果はありません

 

刺激を欲しているのにストップ🫷されると、

満たされない状態が生まれます

 

お子さま或いはご自身で指しゃぶり・

爪噛みを経験した保護者さまの中にも

目の当たりにしたことがあるかもしれません

 

・頻度が上がる

・長引く

 

 

対応方法はあります

 

 

ではどうすればいいのか?

 

代替えの方法を見つけるのです🔍

 

 

これなら良い、という方法に替えます

 

 

●椅子のガタガタがやめられないのなら、

バランスボールを代用する

※或いはガタガタしたくなった時にすぐ使えるよう、側に置いておく

 

●自己刺激で得たい感覚の要素を入れた

別の活動を取り入れる

※動くものを目で追うのが好きなら、

アナログのメトロノームを見ていい時間を作る等

 

 

 

参考までに、アナログのメトロノームとは↓

 

 

※メトロノームは振り子が一定の速さで時を刻み、

カチカチ鳴るので目でも耳でも心地良く感じる

お子さまが多いです

 

 

後者は代替えの方法でありながら、

他の活動に誘うことによって

自己刺激タイムを終わらせることです

 

 

この視点が大事です📝

 

 

特にグループレッスンや、一斉活動の時には

いかに自己刺激中のお子さまの気を引く

 

ここは指導者側が工夫していく必要があります

 

 

ポイントとなるのは、

自己刺激で得られる好きな感覚は何か?

これを知ることです

 

 

感覚のお話についてはとても深く、

日常やレッスンで効果的に用いるヒントが

たくさんあるので、別の機会に

またいくつかに分けてご紹介します♪