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ピチカートが創る、あたたかい音色

先日、バイオリン🎻とフルート🪈での

デュオコンサートがありました

 

ピアノがない環境だったと言う理由もありますが、

このコンサートの企画でバイオリンの

パートナーにフルートを選んだのは、

同じ木製の楽器だから、でした

 

※フルートは銀や金色に輝くものが多いですが、

木管楽器です

 

会場がコテージのような

自然と一体化したイメージだったので、

バイオリンとフルートの音色はよく合います

 

ところで

 

フルートは単旋律を吹く楽器です

 

バイオリンは基本は単旋律を弾きますが、重音も出せる楽器

(2音同時ならある程度自由が効きますが、

3音・4音となると楽器の造りの兼ね合いもあり、

発音に時差が生まれたり、保持は出来ません)

 

そうなると、伴奏役もある程度担えます

 

 

また、演奏直後にお客様からご感想・質問が多かったのが、

バイオリンのピチカートについて

 

 

ピチカートは、弓を使わず、指で直に弦をはじく奏法です

 

ポン・ポン・ポン…

 

和音を1音ずつピチカートで奏でると

雰囲気が優しく、オシャレになります

 

 

このピチカートも、実は奥が深くて…

 

一部分だけ(短く)登場する時には

弓を持ったまま、人差し指を伸ばして

行いますが…

 

連続してしばらくピチカートをする時には、

弓は右手の中指・薬指・小指で握ってしまい、

親指は指板(バイオリン本体の黒い板)の端に

固定させておいてから、行います

 

すると、弦をはじくにあたり、安定しやすいです

 

今回の私は、後者で2曲演奏しました

 

 

さらにピチカートの音質に深く関わるのは、

指先の爪側ではなく、なるべくお肉のついている

部分を使うこと

 

さらに、はじくのは真横ではなく、

やや斜め方向に行うこと

 

要するに、なるべく長く弦を振動させることが

ポイントです🗝️

 

 

ただはじく、のではなく

1音ずつ表情を付けましょう^ ^

 

 

動画で一部だけお見せします

バイオリンにもこういった、

弦楽器ならではので、アンサンブルを楽しむ

ことができます♪

 

 

今日は小学生のオーケストラ部所属の生徒さんと、

とある有名曲のパート譜面を用いて、

ピチカートからarco (通常の運弓)へ

奏法を瞬時に変える練習をしました

 

 

ピチカートの音色が随分と厚みが増して、

グッと上達されていました☺️

 

 

これからもますます楽しみです^ ^